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【6】ものづくりから本人がつくる新たなつながり

1 応募部門
B部門(認知症の人自身による活動や発信)

2 応募主体(団体名もしくは、個人名/所属先)
県民せいきょう岡保きらめき

3 プロジェクト名
ものづくりから本人がつくる新たなつながり

4 解決したい課題
 「高齢や、認知症、要介護者になってしまったら終りだ」という社会のイメージがある。当事者は、その偏見に対して自信喪失となり、苛立ちを感じながら過ごしていることが多い。自分らしく、楽しく過ごすことができる環境へ、ものづくりを通して社会のイメージを変えていきたい。
 また、現状として、介護施設にて手作りの商品を製作しているが、作る=プロセスが重要視されていることが多いため、第三者に購入してもらい満足してもらえるような作品になっていないことが多い。作品の送り先にいる人達の事を想い、人・社会とのつながりにまで結びつくような活動にしていきたい。

5 プロジェクトの概要
 現在、今年開催の福井国体に参加される選手、監督に贈呈するため、ご本人の呼びかけにより「栞」づくりをしている。その活動が発展し、人と人とがつながり、本人の声から踏み出した一歩の取り組みとなっている。その「栞」という作品を発展させ、ご本人の楽しみ等のプロセスだけを重視するのではなく、その先にある人・社会とのつながりに希望を持って取り組んでいく。
 今後どんな物を製作していくかを調査し(ネット、雑貨屋さんの視察等)話し合いを行う。また、当事者とスタッフ、地域の方、以前の製品のワークショップ時に集まっていただいた方に案内し、「商品開発チーム」を構成する。
 商品が決まったら、作り方などを習得する為に研修に行く。その情報をもとに、商品開発を行い、まずはスタッフが製作する。その後、入居者の得意・不得意、できる事・できない事を把握し、入居者のみでクオリティが高い商品ができるように作業内容をみんなで分担していく。
 完成した商品を地元の書店や、図書館のカフェ、その他にも出展させて頂けるところを探し、置かせていただき販売や配布をする。その他、当事者の方が講師となり、定期的にワークショップ(有料)を開催する。

6 プロジェクトを実施することで見込まれる社会的インパクト
ご本人の声から始まった活動が広がり、沢山の人とつながり、「誰かの為に作る」という気持ちが、ものづくりを通して役割を持ち、「働く」という社会参加につながる。ご本人の声から始まった活動だからこその喜びとやりがいがあり、お互いに支えあい、安心できる居場所づくりにつながっていく。このような活動こそが、当事者を含む様々な人の生活をより豊かなものにし、「認知症」に対する誤解や偏見をなくす事にもつながる。

7 プロジェクト全体の予算
50万円

8 本基金からの助成金の希望額(最大50万円)と使途
希望額:50万円
研修費 30万円 一人3万円 × 10名 (当事者、スタッフ、地域の方等)
材料費 20万円 ミシン、アイロン代  その他材料は主にリサイクルのポリ袋

9 実施スケジュール
7月~ 商品開発部を発足する
8月~ 商品製作の為の研修、視察。商品製作開始
9月~ 商品販売

10 関連情報や参照URL
http://blog.livedoor.jp/fukuicoop-tasukeai/

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