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D-5 旅のことばを探す旅

1 応募部門
D部門(認知症の人にやさしいまちづくりに関する調査研究)

2 応募主体(団体名もしくは、個人名/所属先)
慶應義塾大学/井庭崇研究室/旅のことばプロジェクト

3 プロジェクト名
旅のことばを探す旅

4 解決したい課題
認知症は、WHOにも社会問題として設定される課題で、当事者とその家族、介護者、社会に、物理的、心理的、社会的、経済的な影響を与えている。そして、多くの人が認知症に対して負のイメージを持っている。一方、認知症とともに生きるよりよく生きている人たちも多くいる。本プロジェクトではそのような人達のポジティブな声や認知症にやさしいまちづくりの事例を集め、認知症に対する負のイメージを変えていくことを目指す。

5 プロジェクトの概要
井庭崇研究室で作成された『旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント』をコミュニケーションのツールとして、全国各地の人たちにインタビューを行っていく。主な対象者として、認知症とともによりよく生きている当事者やそのご家族、認知症にやさしいまちづくりの取り組みを実践している方、認知症になっても安心して暮らしていける町を目指すイベントである「RUN伴」の参加者にインタビューを行い、日頃実践していることや大切にしていること、活動の中で生まれた具体的なストーリーを集め、web上で公開していく。このように全国から認知症に関するポジティブな声を集め、社会における認知症に対するネガティブなイメージを変えていくことを目指す。そのインタビューの結果の一部を論文にまとめ、アメリカで開催予定のまちづくりの国際学会「2016 International PUARL Conference」にて日本の認知症にやさしいまちづくりの事例として発表する。

6 プロジェクトを実施することで見込まれる社会的インパクト
今まではそれぞれの地域の中だけで閉じてしまっていた活動が可視化され、それを参考に他の地域でも同じような活動が広がることが期待される。認知症とともによりよく生きている当事者やそのご家族、認知症にやさしいまちづくりが全国に広がり増えることで、多くの人が持つネガティブなイメージが徐々に変わっていくことが見込まれる。

7 プロジェクト全体の予算
インタビューの交通費 30万
国際学会への渡航費 15万
国際学会への参加費 2万
国際学会中の宿泊費 4万
国際学会のポスター印刷費 1万
本調査研究に必要な書籍の購入費 5万
計57万円

8 本基金からの助成金の希望額(最大50万円)と使途
インタビューの交通費 30万
国際学会への渡航費 15万
本調査研究に必要な書籍の購入費 5万
計50万円

9 実施スケジュール
2016年
7月:北海道にてインタビュー
7月末:研究中間発表会
9月:東北地方、中部地方、北陸地方にてインタビュー
9月末:論文の作成
10月:関西地方にてインタビュー
10月28日〜30日:国際学会「2016 International PUARL Conference」にてポスター発表
11月:沖縄県にてインタビュー
1月末:研究最終発表会
※7月〜11月のインタビュー結果はその都度、web上で公開していく。

10 関連情報や参照URL
・『旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント』webページ
http://tabinokotoba.sfc.keio.ac.jp/
・「2016 International PUARL Conference」のwebページ
https://blogs.uoregon.edu/puarl2016/
・「RUN伴」のwebページ
http://runtomo.jimdo.com/

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