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D-3 見えない壁をなくそう!わがまち希望の地図

1 応募部門
D部門(認知症の人にやさしいまちづくりに関する調査研究)

2 応募主体(団体名もしくは、個人名/所属先)
日本認知症ワーキンググループ

3 プロジェクト名
見えない壁をなくそう!わがまち希望の地図

4 解決したい課題
認知症がある私たちにもやりたいこと、行きたい所があり、まちに出かけて楽しく暮らし続けたいと願っています。しかし実際には、元気なころ何気なく出かけていたまちのいたる所に、不安になったり、不便さや怖さを感じる「見えない壁」が数々潜んでいます。
それらがまだ社会にほとんど知られていないため、外出先で苦労したり、外出をあきらめてしまう残念な出来事が日々繰り返されています。こうした壁をぜひ取り除いていきたい。

5 プロジェクトの概要
やさしいまちづくりの第1歩として、認知症の本人ひとりひとりが行き続けたいところまで、本人と支援者が一緒にでかけ、「見えない壁」をひとつひとつ明らかにする「わがまち・見えない壁調査」を行いその様子を映像も含めた記録に残します。
調査結果をもとに、本人と支援者らが「見えない壁」を解消するために自分ができること、ソフトやハードで改善してほしいことについて話し合い、それらをビジュアルに表した「わがまち希望の”地図”」を一緒に創り、認知症があっても希望を持って暮らし続けることの可能性を具体的に広げることを目的とします。また、すぐできることがあればトライをし、その結果も含めて一連のプロセスをわかりやすくまとめた冊子をつくり、本人が参画したやさしいまちづくりの具体的なアクションを全国各地に広めていきます。

6 プロジェクトを実施することで見込まれる社会的インパクト
「認知症の本人からみると、まちの中にこんなにも不自由や不安になる箇所(見えない壁)があるんだ!」という驚きの事実を世の中の人が具体的に知ることができる。周りの人や本人自身も「出かけるのはもう無理」「あきらめるしかない」と思われていることの中にも、ちょっとした工夫や皆の知恵で「外出できるんだ」ということを、本人自らが示すことで、勇気と希望が生まれ、やさしい町づくりに共に取り組むアクションが広がる。

7 プロジェクト全体の予算
70万円

8 本基金からの助成金の希望額(最大50万円)と使途
総額50万円
・旅費補助(25万円)調査打ち合わせ・実施・結果集約討議への参加時(本人およびパートナー、関係者)
・会場費(5万円)全体ミーティングの開催時の会場
・地図、映像、小冊子制作補助費(17万円)
・雑費(3万円)文房具、コピー代等

9 実施スケジュール
~8月 本人と支援者からなるプロジェクトチームを設置。
調査方法の検討、実施者/実施地域の確定。
9~10月 実地調査の実施。
調査結果をもとに討議、各自の希望の地図(素案)の作成。
10月 全体会議開催。調査のプロセス・結果の共有・検討。
11~2月 調査のプロセス・結果の集約、本人・関係者からの意見集約 わかりやすい記録・小冊子の作成
3月 調査レポート、小冊子の完成

10 関連情報や参照URL
なし

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