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A-3「出会いをチャンスに!」私たちの体験から

1 応募部門
A部門(認知症の人自身による活動や発信)

2 応募主体(団体名もしくは、個人名/所属先)
日本認知症ワーキンググループ

3 プロジェクト名
「出会いをチャンスに!」私たちの体験から

4 解決したい課題
私たちは診断前後から今まで、職場やまちの人たち、医療・介護専門職、行政職など様々な人と出会いながら暮らしています。出会いの際、相手の無理解や心ない対応に傷つき、落ち込み、生きる意欲さえ失う場合もしばしばです。一方で、こんな一言や対応に救われた、嬉しかったという体験もしています。これから認知症になる人達が、辛い出会いを繰り返さず、よりよく生きていけるチャンスとなる出会いを増やしていく必要があります。

5 プロジェクトの概要
メンバー(認知症の本人)が、これまで体験してきたに「出会い」について話し合い、出会いの相手別(例:職場の人、駅員や交通機関の人、お店の人、医師・看護師・検査技師・薬剤師など医療者、相談窓口の人、介護職など)に、「残念な出会い」と「嬉しかった出会い」の具体的な体験を集め、「大切にしてほしいこと」、「自分たちが出会いのためにできること」をまとめたわかりやすい冊子を作ります。それらをインターネットを通じて幅広い領域の人たちに発信すると同時に、全国各地で暮らす本人からより多様な体験と工夫を集め、国内どこで暮らしていてもやさしい出会いのある地域になることを推進します。

6 プロジェクトを実施することで見込まれる社会的インパクト
「自分の何気ない一言や対応が、認知症の人をこんなにも傷つけたり、逆に力づけたりするんだ!」と世の中の人がリアルに気づくきっかけになります。さまざまな立場別に出会いのあり方を具体的に伝えることで、日常の中で日々生まれる出会いを、本人にとって、そして関わる人たちにとって、互いによりよく暮らすチャンスに変えていくことができます。ネット活用を通じ、本人が声を出せないでいる地域の活動を喚起できます。

7 プロジェクト全体の予算
80万円

8 本基金からの助成金の希望額(最大50万円)と使途
総額50万円
・本人ミーティング参加旅費 (10万円)
・本人の体験・意見の集約作業謝金(10万円)
・ホームページ作成費補助(20万円)
・本人ミーティング(5回)会場費(1.5万円)
・海外の参考例の翻訳作業謝金(7万円)
・雑費(コピー代、文具、郵送料等)(1.5万円)

9 実施スケジュール
8~12月 本人が集まり(小ミーティング)、出会いの体験の洗い出し
     相手の立場別に、体験の整理と意見集約
     海外の参考例の翻訳
     ネットでの発信コンテンツについて話し合い、ネット発信準備
1月~2月 ネットでの発信、体験・意見募集開始
3月    活動結果の集約、活動レポートの作成、ネットでの発信

10 関連情報や参照URL
なし

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