C-4 西院・人が変わる、街が変わる、私が変わる
1 応募部門
C部門(認知症の人にやさしいまちづくりを推進するチームづくり)
2 応募主体(団体名もしくは、個人名/所属先)
高齢者福祉施設 西院(社会福祉法人京都福祉サービス協会)
3 プロジェクト名
西院・人が変わる、街が変わる、私が変わる
4 解決したい課題
開設して17年が経った今、利用者だけでなく地域に暮らす人々の真の自立支援につながる活動とは何か、当施設が地域のまちづくり活動の企画立案段階から同じ地域の仲間として受け入れられ、参画するにはどうしたらよいのか、まちづくりを議論する仲間を様々な世代、価値観を持った人々に広げるにはどうしたらよいのか、当地での認知症に対する「心の壁」がまだまだ除けていないのではないか、といった課題に直面している。
5 プロジェクトの概要
当施設は、京都・西院の地で「前向きに自分らしく生きていく」モットーに利用者のやりたいこと・残存能力に応じて細やかなメニューを提案し、地域社会との共生を目指している。また、地域に向けたケア会議やコミュニティカフェの運営、ボランティア活動の支援等にも取り組んでいる。医療・介護関係者にとどまりがちな活動を地域社会とともに発展させるため、「社会福祉法人」×「企業」×「大学」=「誰もが活躍できるまちづくり」をテーマにワークショップ形式で、京都・西院の地にある嵐電、材木会社、島津製作所、春日神社、花園大学などとともに共同プロジェクトの中身を検討する。検討の前提として、地域の様々な人が自然な形で協働しあい、活動の場を広げていく「まち」の姿(例:認知症の人と共に働く場、伝統産業を活かしたものづくりの場など)について議論し、共通理解を醸成する。実施につき、行政や右京区まちづくり区民会議等との連携も目指す。
6 プロジェクトを実施することで見込まれる社会的インパクト
ワークショップの議論を踏まえて発展するプロジェクトをきっかけとして、まちづくりにかかわる人々の間に一体感が醸成される。そして、医療介護の専門的知見を持つ当施設がハブの一つとなって、同じ地域に根差す企業、大学、団体などの職種・セクター横断的コミュニティがこの京都市右京区西院の地に形成される。高齢者や福祉の現場の人を含めて様々な人が積極的な思いを実現し、イキイキと暮らせるにまちなる。
7 プロジェクト全体の予算
60万円
8 本基金からの助成金の希望額(最大50万円)と使途
48万7500円
9 実施スケジュール
16年8月~9月 地域コミュニティのキーパーソンとの集中的な個別の意見交換(目指す「まち」の姿の議論と共通理解の醸成)
11月 第1回ワークショップ(セッション)
12-1月 ミニセッション
17年2月 第2回ワークショップ(1回目のセッションを基にした体験型イベント)
3月 地域コミュニティとの共同プロジェクト案のとりまとめ、17年春以降 プロジェクト実施案を必要に応じて地域のリソースと連携し作成。
10 関連情報や参照URL
http://www.saiin-essassa.com/